看護師の給料は、20代の時には他の民間企業と比べて高いのが一般的と言われています。
しかし、他の企業と比べキャリアを積むにつれ、その差は縮まり、30代後半に入ると追い抜かれてしまう傾向にあります。
これは、看護師の給料が人の命を預かる重い職務であることから初任給が高めに設定されている反面、以後の昇給が抑えられているということを表していると言えるでしょう。
では、どうすれば看護師は昇給することができるのでしょうか。
まず、昇給を効率的に進める方法として、手当を増やすのがよいでしょう。
そのポイントとなるのが夜勤の回数とシフトになります。
シフトは自分では管理しえないものなので、職場によっては希望通りいく可能性は低いものの夜勤は気力と体力さえあれば増やすことは可能でしょう。
また、資格手当がでる職場の場合なら、資格取得も昇給の武器になります。
そして、管理職へのキャリアアップもおすすめです。
これは、手当だけでなく基本給アップも見込めるからです。
その他、今の職場を飛び出して転職してみるというのも良いかもしれません。
今まで働いてきたキャリアが基本給に加算されるからです。
また、その際には、地域手当を意識してみることをお勧めします。
地域の物価是正を目的とした手当で、同じ給与ならここに着目してより手当の多い方を選ぶというのも1つの方法と言えるでしょう。
そして、賞与は基本給をベースに決まります。
公立病院では手当も少なく、月給は低めですが、基本給は高い傾向にあります。
結果、賞与を含めた年収が民間企業より高いという場合もあるのです。